こんにちは!日英会議通訳者の平松里英です。
先日、Youtubeで公開した著書『好感を持たれる英語表現』をご購入いただき、そしてご活用くださっている菅原逸子さんとの対談のつづきです。
前回は、23年間一緒に暮らしていて、親しい間柄とはいえ、イギリス人はちゃんと距離を持って話さなければならない、というお話でした。「親しき仲にも礼儀あり」ですね。
今日は礼儀を重んじるイギリス人が大切にしているP’s & Q’s
について、お話しますね。
目次
1. Mind your P’s & Q’sとは?
2. イギリス人は子どもにもHurry up.とは言わない
3. ウィンブルドン選手権での魔法の言葉はThank you.
4. まとめ
Mind your P’s & Q’sとは、言い換えるとMind your manners または
Mind your language(言動に気をつけなさい)という意味ですが、
Pleaseの「P」とThank youの「キュー(Q)」と考えるとわかりやすいと思います。
親子でもPleaseとThank youは大切です。
私が親子でまだイギリスに来たばかりの時に、
え!?と驚いたエピソードをご紹介します。
Marks & Spencerでお父さんが洋服の試着をしている34歳のお子さんに
Hurry up!とは言わず、
Today would be nice.って言ってたんですよ。
早くしてね、ってことだとは思うんですけど、
「急いでね!」ではなく、「今日中によろしくね」ですよ。
日本では、ちょっと考えられないですよね!
また、電車の中で子どもが騒いじゃって、お母さんに
Keep it down, please.(静かにしてね)
とたしなめられた子どもが、
I’m sorry mommy.と言った時、
お母さんは
Thank...
こんにちは!日英会議通訳者の平松里英です。
先日、著書『好感を持たれる英語表現』をご購入いただき、そしてご活用くださっている菅原逸子さんとの対談をYoutubeにアップしました
逸子さんは、ロンドン在住歴25年。
英国人の旦那様とご結婚されて23年の大ベテランで、
Economic Media Bulletin Limited (EMB)という
英国およびヨーロッパ、及び中東とアフリカの経済ビジネス産業情報を
日本語で配信する会社を経営し、ご活躍されています。
そんな、英語は何不自由なく暮らしていらっしゃる逸子さんですが、
なぜ拙著をご購入くださったのでしょうか。
今日はそのきっかけと、意外にも通じない英語表現についてお話しますね。
目次
逸子さんが拙著をご購入くださったきっかけは、
「今一つ、何か自分の英語が通じていないんじゃないかっていう疑いがあった。」
からだそうです。
特に、英国人の旦那様とのちょっとした会話がなぜかぎくしゃくする、
悪い反応がくると感じていらっしゃいました。
これ、欧米人と国際結婚をされている方に「あるある」な話です。
かく言う私も、色んな失敗をしてきました・・・(遠い目)
ロンドン在住歴の長い逸子さんでも、「今一つ通じてないんじゃない?」と感じるほど、
英語表現は多種多様で、奥深いものがあります。
例えば、...
皆様こんにちは。日英会議通訳者の平松里英です。
著書『好感を持たれる英語表現』は、発売から2か月が経ちましたが、お陰様で書店では平積み&POP付きで販売して頂いており、twitterでは本をご購入された方々が #好感英語 #好感英語音読会 のハッシュタグ付きでtweetしてくださっていて、本当に有難く御礼申し上げます。
先日、英字新聞“The Japan Times Alpha Online”様よりインタビュー取材を受けましたので、ご紹介させてください。
11月11日にリリースされたインタビュー記事のタイトルは、“Building one’s own brand of interpreting” です。
最初は、私が通訳者になるなんて夢にも思わなかったのですが、国際結婚のママ友グループから
1999年女子バレーボールワールドカップの通訳のお仕事を紹介され、通訳者としての人生が始まりました。
通訳者になる前の波乱万丈!?なストーリーから始まり、どのようにして私ならではの通訳スタイルを確立していったのかを素敵な記事にして頂きましたので、ぜひご一読ください。
“The Japan Times Alpha Online”は英語学習者のための英字新聞で、難しい単語や言い回しには下線が引かれ、クリックすると日本語訳が出てきますので、すいすい読み進められると思いますよ。
常日頃から英語に無理なく触れられる環境作りが、英語上達の秘訣ではないでしょうか。
それでは皆様、See you next time!
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皆様こんにちは。平松里英です。
引き続き、全国通訳案内士として英語ドイツ語を使ったお仕事をされている下野尚紀さんのポッドキャストシモノナオキのイングリッシュよもやま話Noki Radiで新刊「好感を持たれる英語表現」にまつわる対談の模様をお届けします。
今回の好感を持たれる英語表現のお題は“meet”(会う)の後編です。
初めて会った人と親しくなるコツについてお話しました。
それでは、どうぞお楽しみください!
下野: meetはやっぱり初対面で"Nice to meet you."というシチュエーションが多いと思いますが、そこにもう少し親近感をぐっと近づけるために何かコツみたいなのがありますか?
平松:それは、“名前を覚える”っていうことなんです。相手の名前を覚える。何て呼ぶかっていうのはその相手によって好みが違うんですね。ファーストネームで呼んで欲しいっていう人が多いんですけど。
下野:はい。
平松:そうじゃない人も中にはいますよね。あと関係性によってもMr.なんちゃらとかで呼んでほしい人とかもいるので。またね、逆もあるんですよ。
こちらがMr.なんとかって言ったときに”Call me Bob.”みたいなときもあるので、そこでどう呼んだらいいか、っていうのを確認する意味もありますので。
例えば私と下野さんが初めて会いました。下野さんが"Naoki, nice to meet you."って私に言ってくれました。
下野:はい。
平松:そしたら私がそれを受けて、"Nice to meet you too, Naoki. My name is Rie."とか、
"Rie"と名前だけのときもありますけどね、言うんですよね。
もうその段階で私が相手の名前を言ってしまえば、名前が覚えやすいじゃないですか。
下野:そうですね、記憶に残りやすいですよね。
平松:残りやすいですよね。
下野:はい。
平松:なので、なんでそんなことするかっていうと、次に会ったとき、...
皆様こんにちは。平松里英です。
引き続き、全国通訳案内士として英語ドイツ語を使ったお仕事をされている下野尚紀さんのポッドキャストシモノナオキのイングリッシュよもやま話Noki Radiで新刊「好感を持たれる英語表現」にまつわる対談の模様をお届けします。
今回の好感を持たれる英語表現のお題は“meet”(会う)です。
同じような意味で”see”も使われますが、その違いは何なのか?
それでは、どうぞお楽しみください!
下野氏: 今日のテーマなんですけれども、「会う」という意味の単語。これ中学校ぐらいでもう早速出てくる単語ですよね。”meet”とか、”see”があるんですけれども、このmeetというのが、私もいろんな小説を読んだり映画を見ていたりすると、ちょっとseeは、meetと全くイコールじゃない部分の意味があるのかなというところがあるんですね。
ですので、meetはこういう状況で使うんですよ、seeはこういう状況で使うんですよというところをちょっとご紹介いただければと思うんですけども。
平松:meetは初めて会ったときなんかは”Hi! Nice to meet you."であったりとか、2回目以降はmeetは使わないよ、みたいなこと言われてたりとかすると思うんですけれども、絶対使わないかっていうとそんなことはなくて。
ただ"Nice to meet you."みたいなことは初めてのときしか言わないですね。
下野:ええ。
平松:うっかり、もう一度会った人なのに、会ったことを忘れていてもう1回言ってしまったっていうときは、"Nice to meet you."っていう途中で向こうの顔が1回、「初めてじゃないんだけど・・・」みたいな顔すると思うので、...again とか言うとか(笑)
下野:さすがですね(笑)
平松:(笑)。ちょっと変ですけど、"It was nice meeting you again."と別れ際に言うとか、も、あるかもしれないですが、基本的には"Nice to meet you."“Nice...
皆様こんにちは。平松里英です。
10月末に発売された拙著『好感を持たれる英語表現』ですが、「これを知りたかった!」「音声が良かった」など、沢山の嬉しいお声を頂いており、心より感謝しております。
今回は、youtubeでkevinさんが本をご紹介くださいました
平松里英先生の「好感を持たれる英語表現」の所感:イギリス英語音源の表現集
最初に、「kevin英語チャンネル」のkevinさんのプロフィールを引用させていただきます。
社会人の英語学習者が動画投稿しています。英語学習・ミニマリスト・ビジネスなどをテーマに記録を残しています。
kevinさんは、独学・留学なしでTOEIC945点を取得しており、その方法についても、youtubeで余すことなく伝えていらっしゃいます。そして質問コメントにも真摯に対応していらっしゃって、視聴者からの信頼が厚い方だなという印象を受けました
kevinさんのyoutubeで、本書は「非常に“品のある英語表現”が紹介されている本」であり、「それぞれのシーン別に“なんかうまい距離感”を出すような英語表現」が掲載されており、「twitterやyoutubeでの発信が活かされた、長くならずにわかりやすい解説がユーザーフレンドリーである」とご紹介いただきました。
わかりやすく的確な所感をありがとうございます!
やはり皆さんが知りたいと思うのは、kevinさんの言うところの“なんかうまい距離感”を出せるような英語表現だと思うんです。
上司に対してまるで友達のように話すのはおかしいし、友達に対して妙に畏まった表現も変なんですよね。本書では、フォーマル度合いを4段階でお伝えしているので、相手や状況に応じて表現を変えることができますね。
本書をどう活用していくか、学習していくかについては、今後セミナーやプライベートレッスンなどでもお伝えしていけたらと考えておりますので、お楽しみに!
また、私がITVの“ブリティッシュゴットタレント”や、BBCのインタビュー等々で通訳者として“しれっと”一緒に出ていることも、よくご存じで(笑)
...
皆様こんにちは。平松里英です。
10月末に発売された拙著「好感を持たれる英語表現」ですが、お陰様で沢山の方々に手に取っていただき、心より感謝しております。
今回は嬉しいご感想を頂きましたので、ご紹介させていただきますね。
最初に、本を素敵にご紹介くださったKentaさんのプロフィールを引用させていただきます。
イギリス英語好きな英語学習者です。
おすすめの英語教材や洋書、自分の学習法などを紹介します。
イギリス英語好き!私もです(笑)もう本当に有難いです。私自身、イギリスに移り住んで15年。
通訳としては20年以上、様々な英語表現に触れてきました。
その中で出会ったリアルな表現を本書でお伝えしています。
英語にも丁寧で婉曲的な表現はあるんです。
本書は基本的にイギリス英語のスペリングと英語表現を紹介しており、音声DLもナチュラルなスピードのイギリス英語のナレーションです。
ですので、Kentaさんのようにイギリス英語が好きな方やイギリスにご興味のある方には、よりお楽しみいただける内容になっているかと思います。
Kentaさんのnoteでは、素敵な例文が多いこと、解説も豊富でパターン化して覚えやすいことや、音声DLのナレーションが”イギリス英語好きなら誰もが知っているナレーター“であり、聴き惚れてしまうと書かれており、本書を使い込んでいただけているのだな、と本当に感激しました!
また、「この本を使った学習法」が秀逸でして。良い意味でイギリス英語オタクのKentaさんおすすめの学習法、私もおすすめします
最後に、拙著を手に取ってくださり、また素敵なご感想をご紹介くださったKentaさん、本当にありがとうございました!
それでは皆様、See you next time!
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皆様こんにちは。平松里英です。
引き続き、全国通訳案内士として英語ドイツ語を使ったお仕事をされている下野尚紀さんのポッドキャストシモノナオキのイングリッシュよもやま話Noki Radiで新刊「好感を持たれる英語表現」にまつわる対談の模様をお届けします。
今回の好感を持たれる英語表現のお題は“favour(後編)”です。
どうぞお楽しみください!
平松:”favour”の他には、何かお願いするときの、何て言うんだろう・・・。
“Don't Tell, Ask.”みたいなのはありますよね。「これこれして欲しいんだけど」とか、「あれやって」とかっていうときに、”ask”であって、”tell”じゃない。
「これやって」とは言わないでしょ。「やってくれる?」みたいな。相手が返事をしたり、必要とあらば反論する余地を与えるっていうのがマナーなんですよね。
下野:なるほど。決め付けないということですね。
平松:そうそうそう。確かに今日は火曜日で、ゴミの日だから絶対に出しておいてもらわなきゃいけないから「ゴミ出して」、なんだけど。
下野:はい。
平松:「ゴミ出して」って言わないんですよ。
下野:ははは(笑)ええ。うん、そうですよね。やはりそこの部分が”ask”ってどっちかっていうと尋ねるというか質問するというようなニュアンスですよね。
平松:そうですね。
下野:で、それをどうやって“質問するっていう形で人に頼むの?”って話だと思うんですけど。
平松:例えば、”Can you...?”的な感じとか、もうちょっとそこにワンクッションつけるんだったら、
“Do you think you could”とか”Do you think you can “みたいな感じ。そうすると、イコール「やっといて」って言う意味なんですよ。それ。
下野:ええ、...
皆様こんにちは。平松里英です。
引き続き、全国通訳案内士として英語ドイツ語を使ったお仕事をされている下野尚紀さんのポッドキャストシモノナオキのイングリッシュよもやま話Noki Radiで新刊「好感を持たれる英語表現」にまつわる対談の模様をお届けします。
今回の好感を持たれる英語表現のお題は“favour”です。
この“favour”の使い方、案外難しいんですよね!
それでは、どうぞお楽しみください!
下野氏:里英さんの新刊「好感を持たれる英語表現」は、実に様々な表現について書かれていますよね。特にユニークな点としては、日本語の一つの意味、一つのことをお伝えするのに、丁寧さの度合いによって少なくとも3パターンぐらいあるだろうと。
友達言葉でいいような話とか、は少し丁寧に言う表現であるとか、ものすごく丁寧な表現。
こういったところの住み分けとか使い分けっていうのは、外国語として英語を学ぶ人には中々難しいのかな、というところがあるんですけれども、このご著書は、豊富な例文を使いながら、丁寧に解説してくださってるんですね。
平松:はい。
下野:私も英語を勉強していく中で疑問なことがありまして、そのうちの一つに「お願いがあるんだけど」っていうときに、"Will you do me a favour?"って言うじゃないですか。
平松:はい、言いますね。
下野:このfavourを辞書で引きますと、「お願い」、というふうに日本語訳が書いてあったりするんです。“Will you do me a favour?”って、「あなた私にお願いをしてくれますか?」みたいな、なんかちょっとしっくり来なかったんですけれど。
平松:あーなるほどね!
下野:「お願い」というのはちょっとわかりにくいかなと思う。いかがですか、この辺りのお話って、“Do me a favour”なので、お願いするのが相手みたいな感じですか。
平松:「私にお願いをしてくれない?」みたいなことですか。
下野:はい、そんなふうにお願いという訳語に引っ張られる部分もありますね。
...
皆様こんにちは。平松里英です。
前回に引き続き、下野尚紀さんのポッドキャストシモノナオキのイングリッシュよもやま話Noki Radiで新刊「好感を持たれる英語表現」にまつわる対談の模様をお届けします。
今回の好感を持たれる英語表現のお題は“Please”です。
それでは、どうぞお楽しみください!
下野氏:早速なんですけれども、ご著書の中で、丁寧な表現、そこそこ丁寧な表現、あんまり丁寧じゃない表現、これはまずいというNG表現を非常に細かく豊富な例文とともに解説をしてくださってますよね。
その中の第一章に、“Please”、人にものを頼むときに、Pleaseをつけて頼めばいいんじゃないと。
実際に、中学校で英語を習ったときにも依頼の方法、人にものを頼むときには、Pleaseとつけなさいというのが最初の文法でてくるわけなんですけれども。
果たして本当にそれだけでいいのか?というところに疑問があるわけなんですね。
今日は、この“Please”についてのエピソードや、こういう時には注意をしないといけないよ、などのお話を伺いたいと思います。
平松:はい。Pleaseというと、私達は英会話学校とかで命令形にPleaseをつければ途端に丁寧になりますっていう風に、何でもPleaseさえつければ丁寧になるから大丈夫だよ、みたいな感じで習ったと思うんですね。
これは日本だけではないんですよ。今は、いろんな国の方とオンラインで英会話等でレッスンを受けられてる方がたくさんいらっしゃりますよね。オンラインレッスンをしている英語講師っていうのは日本人だけではなくて、それ以外のいろんな国の英語学習者に教えてるわけです。
そこで、多分同じことを言ってるんじゃないかなと思うんですよ。Pleaseをつければ丁寧なるからね、みたいな。
下野:なるほど。
平松:それがですね、そうか、pleaseさえつければいいんだと思っていると!結構大失敗しちゃうことってすごくあるなと。
私も正直お恥ずかしい話なんですけれど、日本にいるときから多少は気づいていたとは思うんですが、やはりイギリスに来て、毎日英語ネイティブの人たちばかりの中で生活するようになると、...
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