こんにちは!日英会議通訳者の平松里英です。
先日、Youtubeで公開した著書『好感を持たれる英語表現』をご購入いただき、そしてご活用くださっている菅原逸子さんとの対談のつづきです。
前回は、23年間一緒に暮らしていて、親しい間柄とはいえ、イギリス人はちゃんと距離を持って話さなければならない、というお話でした。「親しき仲にも礼儀あり」ですね。
今日は礼儀を重んじるイギリス人が大切にしている❝P’s & Q’s❞
について、お話しますね。
目次
1. ❝Mind your P’s & Q’s❞とは?
2. イギリス人は子どもにも❝Hurry up.❞とは言わない
3. ウィンブルドン選手権での魔法の言葉は❝Thank you.❞
4. まとめ
❝Mind your P’s & Q’s❞とは、言い換えるとMind your manners または
Mind your language(言動に気をつけなさい)という意味ですが、
Pleaseの「P」とThank youの「キュー(Q)」と考えるとわかりやすいと思います。
2. イギリス人は子どもにも❝Hurry up.❞とは言わない
親子でもPleaseとThank youは大切です。
私が親子でまだイギリスに来たばかりの時に、
え!?と驚いたエピソードをご紹介します。
Marks & Spencerでお父さんが洋服の試着をしている3~4歳のお子さんに
❝Hurry up!❞とは言わず、
❝Today would be nice.❞って言ってたんですよ。
早くしてね、ってことだとは思うんですけど、
「急いでね!」ではなく、「今日中によろしくね」ですよ。
日本では、ちょっと考えられないですよね!
また、電車の中で子どもが騒いじゃって、お母さんに
❝Keep it down, please.❞(静かにしてね)
とたしなめられた子どもが、
❝I’m sorry mommy.❞と言った時、
お母さんは
❝Thank you.❞
って言うんです。
謝ってくれたことに対してとか、
気付いてくれたことに対してだと思うんですけど。
子どもも、Thank youと言われて、
ちょっと満足気な顔をしてるんですよね。
こういうやり取りは、私の子供が小さかった時にはしなかったので、とても驚きました。
3.ウィンブルドン選手権での魔法の言葉は❝Thank you❞
ウィンブルドンのテニストーナメントで
プレイヤーが神経を集中してやろうと思った時に
観客がわーっとなっているのを鎮めるのに審判が言うのは
❝Be quiet!❞
ではありません。
❝Thank you, thank you, thank you.❞
なんです。
皆さん静かにしてくださいっていうのを
❝Thank you.❞
で言っているのが素晴らしいですよね!
このように、イギリス人は小さい頃からPleaseとThank youを
忘れないよう、大切にするように教えられています。
夫婦間、親子間はもちろん、
例えばお店に行ったときもThank you, Please
と店員さんにも必ず付けます。
イギリスでは、P’s & Q’sを大切に、礼儀正しく話す人が
❝Well-educated❞(教養が高い)と思われるのです♪
逸子さんとの対談の続編はYoutubeで配信中です。
ぜひ、ご視聴くださいね♪
このブログを読んで、この続きを聞きたい、こんな話をしてほしいなどありましたら、お気軽にコメントくださいね。
それではまた次回をお楽しみに!
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