前回に引き続き、クイーンの『ボヘミアンラプソディ』を解説していきたいと思います。
フレディの歌が始まる部分からですね。
Any way the wind blows, doesn't really matter to me,
To me
Mama, just killed a man,
Put a gun against his head,
Pulled my trigger, now hes dead,
Mama, life had just begun,
But now I've gone and thrown it all away-
Mama ooo,
Didn't mean to make you cry-
If I'm not back again this time tomorrow-
Carry on, carry on, as if nothing really matters-
今回も1文ずついってみましょう!
Any way the wind blows,
windの[d]の音は取りにいきません。なんなら、winmblowsくらいの音になりますね。[z]の音はしっかり出してくださいね。
doesn't really matter to me,
matterの部分、メンバーはイギリス人ですがたたき音になりますよ。アメリカ英語っぽくrの音は入りませんけどね。
To me
ここは本来の[tu: mi:]という発音ですね。上のto meとは違いますから注意してください。
Mamaaa, just killed a man,
killed a manの部分、キルダマンのような感じで一気にいきます。[d]で切らないようにしましょう。
最後のnの音は要注意です。日本語の「ん」の音ではありませんよ。日本語の「ん」は舌が下にあっても出せますよね。nの音は舌が上顎について前の方で出します。そこを意識してください。
Put a gun against his head,
この部分、けっこう難しいですよ。
putは前回出てきました帯気します。「プ」ではありません。息が漏れる感じですね。
次にgunは「ガン」ではありません。アの口は小さめ、少し奥の方で出しますね。(bus,cutなどと同じ音です)
againstはフォニックス的にはaiは[ei]と教わりましたよね。なので、「アゲインスト」と発音しがちなのですが、ここはアゲンストなんです。後で出てくるagain and againも同じです。
hisのhの音は落ちますが、headのhは頑張って出してあげてくださいね。ここ息が出しづらいので、頑張りましょう。against hisの部分、アゲンスティズという感じの音になります。
Pulled my trigger, now he’s dead,
ここのpullも帯気するんですね。
deadとそのまえのheadは韻を踏んでいるので、大切に歌ってあげましょうね。
Mamaaa, life had just begun,
had justの部分、[d]が落ちてhajjstくらいの感じになりますよ。気をつけてくださいね。
そして、再びbegunの[n]、舌の位置ですね、気をつけましょう。
But now I’ve gone
goneの部分は「ゴウン」ではないのと、またまた[n]の音の意識ですね。
and thrown it all away-
ここは難しいかな…と思いますよ。
まず、摩擦音の前の破裂音は破裂が消えますので、[d]と強く出しません。落ちるくらいの感じです。
次にリンキングです。nのあとのi、tのあとのa、lのあとのaですからすべてつながります。
このthは無声音です。ですから、この音を出しているときは、喉を触ってみると震えません。舌はガブッと歯で噛みませんよ笑 上の歯と舌との間に息を押し出すという感じです。かなり力いりますよ!喉は震えないのですがふくらむというか圧を感じるはずです。
※この部分も是非YouTubeで確認してみてくださいね。
Didn’t mean to make you cry-
didn’tの[t]は落ちます。
そして、cryの部分。フレディの歌い方だと[k]を破裂させず丁寧に言います。帯気はさせません。[k]だけ、[r]だけで発音できるように練習してください。
If I'm not back again this time tomorrow-
ifはそんなに大事ではないので、ファイくらいの感じでいいです。
againはアゲンですよ。timeは帯気します。
Carry on, carry on, as if nothing really matters-
ここはYouTubeでもあえてカタカナで表記しています。
度々、注意書きしていますが、本来はカタカナ表記はおすすめしていませんので覚えておいてくださいね。
さて、carry onと見ると「キャリウォン」と発音するイメージですが、イギリス英語ではそこまで拗音化しないんです。カァリィョンの方が近いかもしれません。(日本語のアよりも明るい音です。)そして、語末の[n]は妥協してはいけませんね。しっかり音を出してください。
as ifの部分は[zif]くらいの感じで、aの音は弱いですよ。
【最後に:母音の長さについて】
英語には何種類もある「ア」の音をshort aとかlong aとか言いますね。
short aはappleなどのaの音ですが、これは決して短くないです。そこそこ長さがあるんです。
短いといえば、今回も出てきたnothingやbegun、gunなどの音ですね。間違えないようにしましょう。
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