今回はクイーンの「ボヘミアンラプソディ」を発音攻略解説をしてみました!
名曲ですし、解説には気合が入って、緊張しました〜
随所にイギリス英語としてのポイントもたくさん盛り込んでいますので、視聴できる方は是非YouTubeでご覧ください。(盛りだくさんすぎて書ききれない〜!!)
というわけで、前半戦、いってみましょう。
〜 コーラス部分 〜
Is this the real life-
Is this just fantasy-
Caught in a landslide-
No escape from reality-
Open your eyes
Look up to the skies and see-
I'm just a poor boy, I need no sympathy-
Because Im easy come, easy go,
A little high, little low,
Anyway the wind blows, doesn't really matter to me,
To me
※マーカーは韻を踏んでいる部分です
一文ずつ解説していきます。
※途中、便宜上カタカナ表記を使用していますが、通常はおすすめしていません
Is this the real life ?
のっけから難しいです。th , r , lいろいろ入ってますよ。
thの有声音しっかり出していきましょうね。
「舌を噛む」というより、舌と歯との摩擦音を出すことが重要。
一発目なのでしっかり出していきたいですね。
Is this just fantasy?
次に注目するのはjust
口(唇)の形に注意してju の部分音を出します。
口がゆるんでいると足りないです。
唇をしっかりと丸めて、唇から歯までの間に響く空間を作りたいんですね。
頬もこけるほどに筋肉を使っていきます。
そして、音を出すときには舌を口の中に打ち付けています。
fantasyはジーとはにごりません。
Caught in a landslide
[c]のあとに息が出ます。クッと止めませんよ。
帯気と言いますが、コートゥ ではない、息の漏れるような音が混じります。
※コウトゥと発音するとcoat(上着のコート)の意味になってしまいますので要注意です。
landslide の真ん中の[d]の音、破裂はありませんが落ちないように気をつけて!
ランスライドゥ ではないんですね。
No escape from reality-
最初の部分からいきなりですが笑、
ノーでもノウでもありませんよ。ゆるくアの口をしてオウの二重母音になりますね。
そして、realityの[t]はたたき音にはなりません。かなりしっかり[t]の音出していきます。
rもしっかり唇を作って、舌の奥も下げて発音するのがクリアかなと思いますよ。
Open your eyes
伸ばすタイプのrってイギリス英語では発音しないんじゃないの?と思われるかもしれません。そうなんです。発音しないのが基本なのですが、your eyesはつなげていうリンキングでの発音だと覚えてしまいましょう。
Look up to the skies and see-
look upはルカプで覚えてしまいましょう。一個の単語であるかのようにつなげます。[k]と切る必要もありません。
skies andもスカイザンです。[z]の音は唇をゆるめて。唇で[u]の音を取りに行かないこと。
そして、seeはsheの音になっている方多いです。歯の隙間から[s]の音を出す練習、やってみてください。結構腹筋使いますのでね、大変さ感じると思いますよ。
【ワンポイントアドバイス:lookとpoorの発音】
今回この曲を取り上げるにあたって、YouTubeで「歌ってみた」とか「アーティストのカバー」をいくつも聞いて感じた残念な点。lookとpoorの発音ができていない日本人が多い… これは大きいので、是非習得してほしいと思いますね。
pooの部分、プーではないんですよね。lookのlooの部分もそう。
ウとオの間…よりももうちょっと深みがほしいんです。
プアと発音する人、それからルックと発音する人([u]の音が出てしまう人)が多かったので、是非、このブログを読んでいる方、YouTubeをご覧の皆さんにはできるようになってほしい!そう思った部分でした。
I'm just a poor boy, I need no sympathy-
今回、絶対に習得してほしいワードpoorがここに出てきますね。
このpoorには、実はもう一つポイントがあって、前述した帯気がまたここでも発生します。
息が漏れつつ、[p]の音が発声されますよ。
※これもやはりYouTubeで音の違いを確認してみてくださいね!
sympathy
それから、paの部分が無声化しないようにします。
aの部分が弱いので[p]くらいになりますが、落としてはいけません。
Because I’m easy come, easy go,
文章としてI’mの方が大事なので、becauseは短め。
A little high, little low,
日本語母語の皆さんにはlittleは難しいですね。リトルではないのはもうおわかりですね。オの音が出ないように気をつけましょう。
そして、ttの部分はたたき音にしないことも注意です!丁寧に、[tl]と音を出しますよ。
コーラス部分だけで、こんなにたくさんのポイントがありました。
次回はようやくフレディのパートに入っていきましょう。
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