#29 下野尚紀さんと新刊「好感を持たれる英語表現」にまつわる対談をさせて頂きました!③~Please編~

Uncategorized Nov 12, 2022

皆様こんにちは。平松里英です。

前回に引き続き、下野尚紀さんのポッドキャスト<シモノナオキのイングリッシュよもやま話 ~Noki Radi~>で新刊「好感を持たれる英語表現」にまつわる対談の模様をお届けします。

 

今回の好感を持たれる英語表現のお題は“Please”です。

それでは、どうぞお楽しみください!

 

 

下野氏:早速なんですけれども、ご著書の中で、丁寧な表現、そこそこ丁寧な表現、あんまり丁寧じゃない表現、これはまずいというNG表現を非常に細かく豊富な例文とともに解説をしてくださってますよね。

その中の第一章に、“Please”、人にものを頼むときに、Pleaseをつけて頼めばいいんじゃないと。

実際に、中学校で英語を習ったときにも依頼の方法、人にものを頼むときには、Pleaseとつけなさいというのが最初の文法でてくるわけなんですけれども。

果たして本当にそれだけでいいのか?というところに疑問があるわけなんですね。

今日は、この“Please”についてのエピソードや、こういう時には注意をしないといけないよ、などのお話を伺いたいと思います。

 

平松:はい。Pleaseというと、私達は英会話学校とかで命令形にPleaseをつければ途端に丁寧になりますっていう風に、何でもPleaseさえつければ丁寧になるから大丈夫だよ、みたいな感じで習ったと思うんですね。

これは日本だけではないんですよ。今は、いろんな国の方とオンラインで英会話等でレッスンを受けられてる方がたくさんいらっしゃりますよね。オンラインレッスンをしている英語講師っていうのは日本人だけではなくて、それ以外のいろんな国の英語学習者に教えてるわけです。

そこで、多分同じことを言ってるんじゃないかなと思うんですよ。Pleaseをつければ丁寧なるからね、みたいな。

 

下野:なるほど。

 

平松:それがですね、そうか、pleaseさえつければいいんだと思っていると!結構大失敗しちゃうことってすごくあるなと。

私も正直お恥ずかしい話なんですけれど、日本にいるときから多少は気づいていたとは思うんですが、やはりイギリスに来て、毎日英語ネイティブの人たちばかりの中で生活するようになると、どうもこの言い方をする人はいないぞ、と気が付いたんですよね。

例えばPlease sit downとかですよね。

 

下野・平松:ははは(笑)

 

平松:そんなことを言っちゃうと向こうが顔色が変わるんですよ。ギクッとするんです。丁寧に言ったつもりなのに、なぜか顔色が変わると。

 

下野:うんうん。

 

平松:そうそう。なんか、変な雰囲気になっちゃうんですね。

そういうことって、同じようなシチュエーションで同じようなことを他の人が言ってるのを見て初めて、あ、こうやって言うんだ。みたいな感じで1個ずつピックアップしていく感じでしたね。男性と女性でも違ったりとか。

 

下野:はい。

 

平松:カジュアルな学生同士の友達なのか、ビジネスとかで改まった場なのかとかによっても全然

違いますよね。友達との間で丁寧すぎてもおかしいですし。

 

下野:そうですね。

 

平松:だから何通りか見ていかないとデータが蓄積されていかないじゃないですか。ええ。

 

下野:ええ。

 

平松:でも、「座ってください」的なものをそんなに何回も目にする機会があるのかなっていう話なんですけども。まあ、そういったところは映画とかドラマとかでも全然参考にすることはできるんですが、やっぱり自信を持ってここはこういう風に言えばいいんだという引き出しとして増やしていかないといけない訳なんですよ。それで、普通にPlease sit down.って、まずいですよね。

 

下野:そうですよね。

 

下野・平松:ははは(笑)。

 

下野:因みにそういう場面ではどう言ったらいいのか、参考までにお伺いしたいんですけれども。

 

平松:“Have a seat. ”じゃないですか。

 

下野:pleaseなしの方が丁寧ってちょっとなんかね、パラドックスみたいな感じになってくるわけですね。

 

平松:ここの違いっていうのは私もちょっと考えてみたんですがsit downだと、命令なんですよね。Have a seatも、確かに文の形は命令なんだけれども、Have a seatというと、相手が断る余地があるじゃないですか。

 

下野:なるほど。

 

平松:sit downだと、ないんですよ。もう限定的に決めつけてしまうみたいなことで。

 

下野:そうですね。

 

平松:もうその目の前の人が座るしかない。

 

下野:ははは、逃げ場がないと言う事ですね。「おかけください」みたいな感じじゃなくて「座れ」って感じなんですね(笑)。なるほど、それ日本語で言われると確かに違いがよくわかりますよね。

 

平松:はい、座れっていうのにpleaseをつけても座りたまえ!みたいな感じ。

 

下野:ははは!かえって無礼者みたいな感じになりますね。

おかけくださいっていう感じじゃないんですね。なるほど、そういうことですね。

 

平松:そうそう、私はPlease sit downと言っている人を見たことないですね。もしかしたら軍隊とかだったら、あるかも知れないですけど。でも普通のシチュエーションだったらHave a seatですよね。

 

下野:なるほどなるほど。ありがとうございます。そういったところが非常に丁寧にご著書の中で解説されてるんですね。

Pleaseを使わない丁寧な表現というものの方がPleaseを使った表現よりもずっと多いんだなというね、本当に私も発見がありました。

 

平松:ありがとうございます。

 

下野:ありがとうございます。この番組はシリーズでですね、また次回も里英さんにゲストでお越しいただきまして、お話を伺いたいと思うんですけれども、次回のテーマはですね“favour”です。これも人にお願いするときに使いますね。favourについてお話を伺っていきたいと思います。

 

平松:はい、楽しみです。

 

下野:私も楽しみにしております。ありがとうございました。では今日はこの辺で皆さん、さようなら!

 

平松:See you next time!

 

 

いかがでしたか?Pleaseは丁寧な表現として定着している感がありますが、実は何でもPleaseをつければ丁寧になるわけではなく、Pleaseを使わない丁寧な表現もあるというお話でした。

 

次回は好感を持たれる英語表現は”favour”です。

引き続き、お楽しみくださいませ。

 

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