前回からの続きです!
下野:
丁寧さの度合いっていうところでですね、やっぱり私も海外ドラマが好きでよく見たりするんですけれども、[Big ban Theory]というドラマがありましてですね。
これがちょっとすっとぼけた天才物理学者ですかね。Sheldonという人が出てくるんですけれども、一応言い回しは丁寧だけれども、実はあの内容はちょっとそんなに丁寧じゃないところがあってですね、これ一つのエピソードから拾ってきたあの表現なんですけれども。
LenardとSheldonっていうのが仲良しの友人で2人とも科学者なんですけれどもルームシェアをしてアパートに住んでいます。ある日その向かい側にですね若いPennyちゃんという女の子が引っ越してきます。
Lenardが気に入って、丁度お昼時だったので、一緒に食べませんかというふうに誘うんですけれども、LenardもSheldonもすごくオタクなわけです。なので、どういうふうに誘ったらいいのかわからない。それで、たまたまその日に買ってきたのが、カレーというかインド料理だったんですね。
Lenardは、「実はカレーっていうのはストレス解消になるとかですね便秘に効くとかですね、非常にいいんですよ」とか言ってるんですけど、彼女にしたら何のことやらわからないわけですね。
途中でそれを横で聞いていたSheldonがこんな風にちゃちゃ入れるんです。
「私は別にランチにお誘いするスペシャリストでもエキスパートでもないんだけれども・・・」この後英語で言いますとですね、
”You might want to skip the reference to bowel movement.”
とこういう風に言ってます。
平松:
ははは(笑)
下野:
ここではちょっと字面通りに言うというYou might want to・・・これは非常に丁寧なmightという助動詞を使った仮定法的な使い方で、控えめにwant to skip the reference・・・そういうことに言及することは避けた方がいいんじゃない?みたいなニュアンスですね。
その後のbowel movementでこれ腸の働き、要はお通じが良くなるとかね、そういう表現をしています。このように、ちょっと婉曲的な表現をすると、表現としては丁寧ということになりますね。
もしこれをストレートに言うと、友達言葉で言うとしたら、
Don’t talk about bowel movementでもいいですし、もうちょっと丁寧に言おうと思ったら、You shouldn’t talk about bowel movementと、いう言い方でもいいんですね。
ですがSheldonの場合はもっと丁寧にYou might want toと助動詞を使って表現しているんですね。
この丁寧さと、助動詞をどうやって使うのかっていうところですよね。
平松:
そうですね。
下野:
canとかcouldとかも非常に活躍するところかなという風に思いますね。
平松:
そうですよね。mightとmayっていうのはほぼ同じように使うってい私達は認識しているかなと思いますし。けれどもmightはmayの過去形というふうに習っているので、実際はどうなってしまうんだろうというのが気になったりしませんか?とか、can, couldなんかもそうですよね。
下野:
そうですよね。
平松:
実際canの過去形として使うことってあるんだろうかっていう。例えば、I can runって言って、I could run yesterdayって言うかな、っていう。I was able to runとは言うけれども。
下野:
そうですよね。
平松:
I could runって言ったときにはちょっと意味が違うかなっていうのがあるので、助動詞っていうの私達が学校で習ってきた、そこに対しての批判という意味では全くなくてですね、過去形として習ってきたけれども、純粋にその過去形ではないんじゃないかなっていうのはすごくあって。そういったところも含めて助動詞って制するのが難しいですよね。
助動詞might, could , can 、それこそshallとかも含めてですね、should, must・・・色々あります。
この辺のニュアンスをきちんと含めて、使いこなせるようになるとぐっと英語のproficiencyっていうのが上がってくる感じがします。
なんかすごいルルー大柴みたいなっちゃいましたけど(笑)、熟達度が上がるんじゃないかなと思います。
という私も未だに完璧ではないんですね。
下野:
いえいえ。
平松:
いや本当なんです。未だに試行錯誤しながらやってますねー。冠詞なんかはここでつけないでいいのにtheをつけちゃったとか、ここはaなの?ってこと未だにありますよね。ないですか?
下野:
いやそれは毎日のようにありますね(笑)
平松:
ありますよねぇ!
下野:
ええ。
平松:
あ、ここtheだったんだなとか。
下野:
そう、本当に難しい。
平松:
あー、ここ複数形だったんだとかですね。
下野:
ありますよね。
平松:
ですよねー。助動詞は本当にそうかなと思いますね。助動詞で、完璧かどうかは別として、
わかりやすい説明をしている動画がありまして。私がやったんじゃないんですけれどね。
一つおすすめさせていただきますと、YouTubeチャンネルに、ゆる言語学ラジオっていうお2人の男性がやってらっしゃるうん蓄番組があるんですが、そこにカタルシス英文法っていうシリーズあるんです。
そこの助動詞を見ていただくといいかもしれないですね。何かヒントになるかなっていう気はします。
下野:
はい、ちょっと見に行ってみたいと思います(笑)。ありがとうございます。
それではですね、気になるご本のタイトルですとか、発売の時期、出版社等の情報は、この番組の終わりの部分で詳しくご紹介させていただきたいと思います。
平松:
はい。
下野:
そしてこの番組実はね、ゲストをお招きしてシリーズでお送りしています。また次回もありますので、是非、ご興味があればご視聴ください。お願いします。
次回のテーマとしましては、please、お願いするときにpleaseってやっぱ使うんですけれどもpleaseをつければとにかく丁寧かどうか、そういったところについてお話をしていきたいと思います。
平松:
はい。お招きいただきましてありがとうございました。
下野:
ではまた次回もよろしくお願いします。
平松:
よろしくお願いいたします。
下野:
はい。では皆さん今日はこの辺でさようなら。
平松:
See you next time!
通訳者同士らしい(?)対談となりましたが、いかがでしたでしょうか。
次回は「please」についてのお話です。
引き続き、お楽しみくださいませ。
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