#14 英語の発音・リスニングの質問、ライブ相談室！＜前半＞
先日、「英語の発音やリスニングについての質問にお答えします！」というYouTubeライブをやりました。
たくさんの質問をいただき予定時間を大幅に超えてのお届けとなりました。
今日はその前半部分をまとめておこうと思います。是非、読者の皆さんも参考になさってください！
《質問その１》
イギリス英語を一から学びたいのですが、日本にはアメリカ英語の教材が主流で学びにくいと感じています。おすすめの教材はありますか？
《答え》
それぞれの方に合わせる事を考えると「この１冊を！」と言うことはできないかもしれません。
実はこの質問、頻繁にいただきます。なので、検証したいですね。
というのも、日本に帰った時には本屋さんに立ち寄るのですが、英語コーナーへ行くとイギリス英語◯◯、イギリス英語発音、ドラマやそれらを題材とした教材はいろいろと目にします。つまり…
a.教材があることすら知らない
b.あることは知っているけど、これらではない教材を知りたい
c.もうやったので、もっと違う教材はないか
以上の３点で、それぞれの状況で教材に対する捉え方や期待値が違うのではないかな、と思っています。
【この点について、視聴者の方からコメントをいただきました】
「教材があるのは知っているのだが、文法や単語のなどの教材がそこまで多くない。アメリカ式より少なく、自分のレベルに合った教材が見つからない。
アメリカ英語である程度ある程度レベルを上げてから、イギリス英語に取り組むべきでしょうか。」
教材があるのは知っているということですね。私の一つの疑問が解決しました。ありがとうございます。
試行錯誤されたお悩みですね。
例えば、ドラマ教材などであれば、対訳が載っていて、それで進めていくと思います。
解説が載っていてその意味はわかっても、「文法的な構造はどうなっているんだろう？」とか「言い回しを広げるためにはどうしたらいいんだろう？」そのようなお悩みでしょうか。
たしかにアメリカ英語はありとあらゆる教材が出ているので、自身で例文に対して応用できる教材が多いかもしれませんね。クリエイティブに使い回せるイギリス英語教材がみつからない、というところかもしれません。
《質問その２》
自宅でリスニングを勉強中。たぶんアメリカ人、特に男性の声（低い声）の聞き取りが苦手です。
《答え》
あるあるだと思います！理由は２つ考えられます。
理由１：男性の声は低いので、そもそも音が届いてこない
理由２：男性の喋り方には抑揚がない（女性より滑舌が甘い）
例えば、エレベーターガールを想像してください。高い声で、人の耳に入りやすい間のとり方や喋り方をしていますよね。雑踏の空間で客の耳に届くような喋り方をあえてしているのだそうですよ。
逆に、ボーカロイド系の喋り方はわかりにくいですよね。感情が乗っていないと抑揚がつかず、内容が伝わりにくいのです。
《質問その３》
r の発音を意識するあまり、準備しようとして発音する必要のないところでも r の発音をしてしまいます。
(ex. telegraphのteleの部分）どのようにこの悪い癖をどのように直していけばよいでしょうか。
《答え》
努力されているがゆえの深いお悩みですね。ネーティブの人にも十分に起こりうる現象です。
これは、第一アクセント（強く、長く）を意識した繰り返し練習をするのが良いと思います。
1つの方法をご紹介。
lrlが混在している、私がなかなか発音できなかった単語を例に出します。
pluralize（意味：複数化、pluralの派生語）は徹底的に何回も練習しました。しかしながら、ただ繰り返すだけではできるようにはなりません。
まずは第一アクセントを意識してpluの部分を勢いよく発音し、ralise部分を弱く（ゆるく）流すイメージで何度も繰り返して練習してみてくださいね。
【発音ミニポイント】
r の音が日本語にはないと教わってきた私たち。一つの単語に l と r が混在する時、l の音のほうが出しにくいという前提が、平松にはあります。ひらがなの「らりるれろ」l でも r でもありませんよね。l も r も出しにくい音なのです。
例えば、telegraphとrealize。あなたはどちらが正しく発音できますか。l → rの順が得意か、r → lの順が得意という点でも意識するポイントが変わってくるかもしれませんよ。
《質問その４》
英語でのスピーチやアナウンス、友人との会話、時々とても速く感じてしまい、なんとかついていける時もあるがついていけないときもあります。なんとかついていけたとしても、なんとなくしかわかっておらず、結局相手は何を伝えたいのかしっかりと理解できないのが悩みです。
《質問その５》
イギリスのコロナの状況どうですか？街や人々の様子が知りたいです。
《答え》
現在、イングランド北部の田舎に住んでいるのですが、田舎の中でも散歩する人はたくさんいます。
家族単位で動くことは可能なので、人の行き来はあります。ただし、他の家族と集まって パーティなど何かしはいけないことになっています。レストランやパブは空いていないので、できるとしたらお持ち帰りですね。
３月が母の日でした。アフタヌーンティーセットのギフトパック：サンドイッチ、ポークパイ（塩気のもの）とビクトリアスポンジケーキ、マカロン、スコーンは必須！（甘いもの）、ジャムとクロテッドクリームがパックになったもの、水仙の花のセットを家で楽しみました。今はそういうのが楽しい感じです。
それから、ワクチンについて。夫はすでに接種済み。６月に２回目の接種の予定です。イギリスは進んできていますよ。
息子（20代、罹患済み）も接種済み、問診に小児喘息があったからかな、なんて想像していますが、私だけ順番が回ってきていません笑
いかがだったでしょうか。まだまだ質問は続きます。
次回のブログでご紹介しますね！お楽しみに。
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