#02 どうやったら発音が良くなるのか?発音を改善する方法

Uncategorized Oct 05, 2020

イギリス在住会議通訳者・発音改善コンサルタントの平松里英です。

こんにちは!今日は、「どうやったら発音が良くなるのか?」発音を改善する方法、について解説します。

前回は「なぜ、何のために発音を改善するのか?」についてお話ししました。

 

どうやったら発音が良くなるのか

発音改善には、三つのステップがあります。三つのステップを理解し、頭で理解するだけではなく、きちんと練習を行動に移して、具体的にこなしていくことです。

 

Step1)正しい音を知ること、聞き分けられること。

どういう音なのか聞いて「こういう音なんだ」と知ること。

これまで思っていた音と違う場合は気付けること、脳のデータを上書きします。

 

Step2)正しい音の出し方を知り、覚えること。

音の出し方を 頭で 理解します。

例えば、どうやって自転車に乗るのか、その方法を知識として学習する感じです。

 

Step3)正しい音を出せるように練習し、悪い癖がつかないようにすること。

音の出し方を頭で理解したら、体で覚え、無意識に口が動くようになるまで繰り返し練習します。

例えば、自転車に乗れるようになるまで何度も体を使って練習するのと同じです。

 

何をすればいいのか

では次に「何をすればいいのか」を説明します。

 

Step1)正しい音を知ること、聞き分けられること

ますは正しい音を知ることです。イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどなど、たくさんある英語のなかで、何をもって「正しい音」とするか。さまざまな英語のなかに、最大公約数的に存在する音、がありこれを認識できるようになることです。ここでいう音とは、音素のことだけではなく、リズムやイントネーションなど総合的な意味です。

 

Step2)正しい音の出し方を知り、覚えること。

聞いてわかることと、自分で発することができる(その音を再生できる)こと、は別です。同じスポーツでも競技するのと、観戦するのではまるでやることが違いますね。音楽でも鑑賞するのと、楽器を弾くのではまったく違います。自分の「口」という楽器の弾き方を知る、引きこなせるように、理屈(頭)を理解します。その後、習得(体)=「学ぶ」です。 

 

Step3)正しい音を出せるように練習し、悪い癖がつかないようにすること。

音の出し方を覚えたら、今度は実際に自分の口を使って出せるように練習あるのみ。

しかし、思考停止して、やみくもに繰り返しては逆効果です。

「すり込み」ですので、悪い癖をすり込まないように注意しながら、ていねいに体に覚え込ませていくこと。常にチェックしながら進める必要があります。フォームを確認しながら、客観的に練習をし「頭」で覚えた知識を、「体」に覚え込ませる作業なのです。

客観的に練習するには、二つやり方があります。

一つは自主練習を録音して自分で聞き直し、鋭く分析して、改善する。この繰り返し。分析が間違っていると判断を誤り、結果がずれていってしまいますので、油断は禁物。厳しい目で判断することが大切です。

もう一つは、英語で会話をする相手に「違うと思う音があったら指摘してね」とあらかじめお願いしておくことです。第三者に聞いてもらうことで「自分はできているつもりだけレド本当はできていない」を防ぐことができます。

このように、客観的なフィードバックループ、第三者に聞いてもらうことがとても重要なのですが、だからと言って「外国人の友人に頼べばいい!」と結論を出すのは一考を要します。練習台にされるのを嫌がる外国人は多いからです。

あなたも日本語の勉強をしている外国人の友人に、会うたびに日本語の練習台にされたらうんざりしませんか?それと同じです。

外国人の友達を練習台に使って嫌われてしまうより、信頼できる発音改善の講師にフィードバックをもらい、個別にアドバイスをもらう方が良いでしょう。

 もう一つお伝えしておきたいのは・・・

自分に聞こえる音」と「相手に聞こえる音」は必ずしも同じではないということ。この視点を常に持っていること。このことをきちんとわきまえておくことがとても大切です。

ですが、この点は気づいていない人が多いもの。なんとなく知っている方、意識して深く考えたことはありますか?

「相手に聞こえているあなたの発する音」と、あなた自身に聞こえている「あなたが出していると思っている音」は違うかも知れない、ということですね。

例えば、語の途中で舌の位置が変わると音が変わってしまうのですが、その変化は相手には感じられても、なかなか自覚できません。自分の耳には聞こえにくいものなのです。

「自分で試行錯誤しながら、散々自分で練習してきましたが、どうしてもこれ以上自力で改善できないので集中的に個別レッスンを受けたい」と私のところにいらっしゃる方が増えています。毎日まじめに練習していらした(いらっしゃる=現在形)方たちです。

しかも、お話を聞いていると量をこなすだけではなく、ちゃんと自分で録音をされて練習されています!そして、細かい音のところまですごくストイックに練習されているんです!!

三つのステップを通して、発音改善の本来の目的である「相手にとってわかりやすい英語にしていく」ということ。それが朗読であっても同じで、意味が通じやすい、わかる!と感じてってもらえる音を出せるように。

口の形、舌の位置とか、諸器官のコーディネーションですね。これを一人一人の歯並びなどに合わせて、サポートを行っています。

そして、自分の声に自信を持ち、堂々と話せる。日本語訛りがコミュニケーションの妨げにならないような英語の発音を身につけていけるようにしましょう!

 

発音改善の乗り出すとっておきの方法

まずは、一ヶ月集中コースで発音改善に弾みをつけましょう!

現在11月に始まる一ヶ月集中コースの<子音編>のお申し込みを受付中です。

こちらは通年コースではなく、11月以降はまだ開講の予定がありません。

料金も今回限りのお値段となっております。

ぜひ コース詳細ページ をご覧ください。

 

今回のお話は ポッドキャスト(Episode 52) YouTube でもお話ししています。ブログとはちょっと違った内容になっています。
動画や音声のほうが好きという方は、そちらでどうぞ✨
 

それでは今後も発音改善に役立つことをご紹介していきますね!

では、また💕

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