#12 interesting の発音は「インタレスティング」ではありません!

Uncategorized Apr 14, 2021
 

いきなりどうしました??笑 というタイトルですが、いえいえタイトル通り「interestingはインタレスティングとは発音しないよ」というお話です。

 

英語のつづりと音が違うと感じることは珍しくないと思いますが、皆さんどのように感じていらっしゃるでしょうか。音に合わせてくれたらいいのに…と思う日本人の方も多いと思います。

今日はinterestingを例につづりと音の違いについて書いてみたいと思います。

 

 

日本人はやっぱりローマ字基準?

一番に考えることは、やはり日本人はローマ字読みでアルファベットを捉えている事で支障が出ているのではないかと思うのです。

orange なら、「オランゲ」って書くよね、とか、apple なら ppがついているから「アップル」と小さい つ 「っ」が入るのかな、とか…

 

実は、イタリア語はローマ字読みで発音できます。とりあえず書いてある通りに発音してみたら通じた!となることは多いです。厳密に言えば、ローマ字にはない綴りがあって、音も日本語にはない音なのですが、基本的にはローマ字読みなんです。

しかし、英語はそうはいかない。ここが英語嫌いになる一つの要因かな、なんて思ったりもします。

 

interestingの音節数を数えてみよう

ここでは、音節、つまり母音を中心に見るといくつ音の塊があるか、ということを意識してみます。

 

カタカナで書くと「インタレスティング」となり、日本語なら音が8個あることになります。

英語ではどうでしょう。

通常、アメリカ英語なら4個か3個、イギリス英語の場合は3個です。(辞書では in - ter - est – ing のように書かれます。発音記号がわかる方は発音記号で判断されるとよりわかりやすくなります。)

YouGlish ( https://youglish.com/ ) というサイトを使って、実際の音を聞いてみましょう!

 

さあ、どうだったでしょうか。

あえてこのような書き方をしますが…

inTREestingだったらそれっぽい音になりませんか。

 

3個しかない音を8個で表現して、同じものと認識されるわけがない、ということをわかっていただけると思います。

【豆知識:英語の [t] の音と日本語の「た行」の違い】

t [t] の音は強く弾く音がします。英語には「た」という音がありません。

「た」は口の天井(硬口蓋)に下をつけてゆっくりと発音しているので、time を「タイム」と発音すると [t] の音が聞こえないために、外国人には通じにくくなるというわけなんです。

 

n+tの組み合わせに注意!

つづり通りにならない要因としてもう一つ知っておきたいのが、n と t が続くときには [t] の音が落ちやすい(省きやすい)ということです。[t] の音は先述した通り強く弾く音、つまり、非常にエネルギーを使うのです。きちんと発音すると結構疲れるので、ついつい省エネしたくなるのだと思います。

友人と話したり、フランクな場面で話したりする時には、[t] の音をはっきり発音しないことが多いです。interesting をあえてカタカナで書くと「イナレスティン」のように聞こえると思います。

ex.) interesting / international / intercontinental / intermittent

exc.)internal → 「イナナル」と発音する人はいない。音節数が少ないと[int]をはっきり発音する。

 

イギリス英語の特徴として、[t]の音が落ちることを嫌う傾向があります。かしこまった場ではスピードを落として意識的に[t]を発音するのですが、一方で、そうでなければ音節が減るのも事実。

(アメリカ英語は音節のとおりに発音することが多い。参照:https://school.rie.london/blog/10_pronunciation

 

そのため、慣れていないと、部分的に大きく聞こえて他の部分は全然聞こえなかった、ということが起こるのです。

視聴者コメント:「interruptがイナラプトになる感じですね。」

そうなんです。[int] の後に破裂音が来て再度 [t] が来る。非常に疲れるので、「イナ」と発音する。

逆にそんなに疲れないな…という方は [t] の音をしっかりと弾けていないはずなので意識してみると良いでしょう。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

interesting を「インタレスティング」だと思って聞いていると、とたんに聞こえなくなる感じ。わかっていただけたでしょうか。

無意識にローマ字読みが頭の中の基準にあるために、想定している音と違う音が聞こえてきて、全く聞き取れなくなるのではないか、と私は考えています。

音のからくりがわかっていくと聞く姿勢、リスニング時の構えが変わってくると思います。音節を意識して、ローマ字読みを頭から除く!是非取り入れてみてくださいね。

 

また、ブログ書きますね!

▶︎ 各講座メリット・特徴のまとめ記事 はこちら

 


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